あのマドンナの言葉が掲載されていた。
彼女はどのような人生を歩み、どのような思いでルイーズ・ブルジョワ展を観たのだろうか。そんなことを考えた。
改めて、人が映し出す個別の現象について意識するようになった。同じ作品を前にしても、人はそれぞれ異なる人生を背負い、それぞれ異なるものを見ている。
【「地獄から帰ってきたところ。言っておくけど、素晴らしかったわ。」
大晦日に東京で開催されていたルイーズ・ブルジョワ展で、このフレーズを目にした。まさに私が言いたかったことだった。
母であり、アーティストであること。その喜びや苦しみ。私には他の人生を生きるなんて想像できない。
2025年、私は本物の自分になる勇気のある人にグラスを捧げる。】
マドンナのこの言葉は、作品について語っているようでいて、同時に彼女自身の人生について語っているようにも思える。
作品を鑑賞するということは、その作品だけでなく、それを見つめる人の人生にも触れることなのかもしれない。

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