YouTubeばかり見ていると、本当に頭に何も残らない。

そのくせ脳は空白を嫌い、次から次へと新しい情報を求める。これはなかなか厄介な欲望だ。気がつくと情報を追い続け、現実のことには手がつかなくなっている。

そんな中で、写真家の渡部さとるさんと石井さんが、川内倫子さんの写真展について語る動画が面白かった。何度も見返してしまう。

私自身も東京オペラシティアートギャラリーへ足を運んでいたので、二人の話がよく理解できた。

特に『M/E』という作品の解説が興味深い。

MotherとEarth。目の前にある現実と、それを包み込む見えない世界。生まれたものと、生まれる前のもの。生命が生まれる過程と、その背後にある大きな循環。そのような世界を描こうとしているように感じた。

さらに興味深かったのは、川内倫子さんが海外でも高く評価されているにもかかわらず、その魅力を専門家がうまく説明できないという話だった。

それは凄いことだと思う。

川内倫子さん、岡本太郎さん、森山大道さん、レイチェル・カーソンさん、ユージン・スミスさん――。

活動する分野はそれぞれ異なるが、私にとってはどこか共通するものを感じる。

まだ言葉にはできないが、その感覚をもう少し大切に追いかけてみたいと思う。

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