少林寺拳法部の4年生部員からLINEが届いた。
「監督、ご無沙汰しています……」から始まる文章には、内定先で行われている入社前研修の様子がつづられていた。大変そうではあるが、どこか、誇らしげな雰囲気も伝わってくる。
彼女も着実に社会人へと近づいている。そう思うと頼もしくもあり、一方で、月日の流れの速さを感じ、少し寂しい気持ちにもなる。
文章の最後は、「早く部活に復帰したいです」と、締めくくられていた。
それを読み私は、「残りの部活動では、後輩たちの指導をお願いしますね」と、返信をした。
よくよく考えてみれば、彼女とはわずか1週間前に練習で会ったばかりなのだ。学生たちにとっての1週間は、私たち年寄りのそれとは、まるで重みが違うらしい。
何にしても、このような微笑ましい経験ができることも、監督冥利に尽きるというものだ。

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