南アルプス・ランドスケープについて

南アルプス・ランドスケープ

地元を撮り続けてきたこの撮影行為ですが、とても私的な理由から、もう少し続けてみようと思います。

縁あって出会った大学生たちは、それぞれの未来に向かって懸命に歩んでいます。そして、写真家の森山大道さんは「写真は欲望だ」と語ります。

そう考えると、私にもまだ撮りたい理由が残っているのでしょう。

今回の撮影では、ロバート・アダムズやスティーブン・ショアが見つめた、「人工によって形づくられた自然」という視点を少し意識してみました。

ユネスコエコパークの只中に暮らす私たちは、豊かな自然に囲まれています。しかし、その風景は決して手つかずの自然ではなく、人の営みと自然とが長い時間をかけて折り重なってできたものでもあります。

彼らの作品に惹かれるのは、そうした風景の見方にどこか共感する部分があるからかもしれません。

南アルプスの風景を撮りながら、そんなことを考えていました。

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