できるだけ機嫌の良い人間であろうと努めているつもりだ。その方が周囲も上手く回ると思っている。
それでも、ときに思いもよらないところから問題は生じる。自分の努力では防ぎようのない場所から、綻びはあっけなく顔を出す。
そんな時、私の頭の中では、
「もう二度と、人間なんぞに生まれてくるものか……」
という物騒な言葉が駆け巡る。いつ覚えたのかも分からない言葉だ。
心を持て余しながら歩いていると、道端の雑草がふと目に入る。
名も知らぬ草たちは、誰に褒められるわけでもなく、ただ生えている。
すると、
「どうせ、あんたも自然の一部じゃないか」
と諭されたような気がする。
こうして私は、やるせない日をやり過ごしている。 それはいけないことだろうか。

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