楽しみにしていた日だった。

山梨県リハビリテーション協会の皆さんが、山梨県立大学少林寺拳法部の体験会に来てくださったのである。

医療の境界領域において、武道文化がどのような貢献をできるのか。それは私にとって大切なテーマの一つだ。

最初は少し様子を見ていた学生たちも、やがて参加者に声を掛け、一生懸命に教え始めた。その姿を見るのも嬉しかった。

体験会の後、作業療法士さんや理学療法士さんからお礼の言葉をいただいた。どうやら良い体験になったようである。個人的には、医療ソーシャルワーカーの話題が面白かった。社会福祉士を目指し、病院勤務に興味を持っている男子学生が熱心に話を聞いていたのだ。

近隣の病院に勤務する作業療法士さんによれば、医療ソーシャルワーカーの仕事は実に幅広いらしい。法律の知識も必要になるという。その話を聞いた学生は、「面白そうですね」と目を輝かせていた。福祉を学んでいるが、心理よりも法律の方に興味があるらしい。

若い人が自分の進路に思いを巡らせる姿を見るのは、なかなか楽しいものである。

帰り際には参加者の方がお土産にラスクを持ってきてくださった。私にはよく分からなかったのだが、有名店のお菓子なのだそうだ。こういうことになると女子部員たちは実に詳しい。

なんだか、とても良い体験会だった。

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