卒業の季節

みなさん、こんばんは。南アルプスの深澤です。

「春は別れの季節」とよく言われますが、大学少林寺拳法部の活動に携わる私にとって、この時期は毎年避けることのできない寂しさを伴います。

本日、雪交じりの雨が降る中、後輩たちによるささやかな送別会が開かれました。

今年卒業する四年生は、新型コロナウイルス感染症の影響で大学の門が閉ざされ、思うように活動ができない時期に入部してくれた部員です。

同期として入部した仲間たちは次第に部を離れ、気がつけば彼一人になっていました。それでも彼は活動を続け、この部を支えてくれました。

「僕でもできますか?」

入部した時の言葉を今でもよく覚えています。

子どもの頃の大きなけがの影響もあり、それまで本格的なスポーツ経験はありませんでした。しかし人の交流が好きだったのでしょう。誰よりも早く練習場に来て準備をしている姿が印象に残っています。

コロナ禍で対面練習ができなくなった時には、Zoomを使ったオンライン練習も行いました。練習そのものも貴重でしたが、画面越しに交わした何気ない会話の数々が、今では懐かしい思い出です。

ある時、彼はこんなことを言いました。

「監督、部員が増えるといいですね。良い部活動だと思うんだよなあ。」

何気ない一言でしたが、私にとっては忘れられない言葉です。

先輩たちが卒業した後も、一人で部を支え続けてくれました。そして願いどおり後輩たちが入部し、本日こうして卒業の日を迎えることができました。

振り返れば、決して平坦ではない四年間だったと思います。それでも彼は、「部活を続けてきて本当に良かった」と話してくれました。

屈託のない笑い声や、少しユニークな話を聞けなくなるのは寂しい限りです。

社会人になっても、自分らしい人生を歩んでください。

あなたの前途に幸運が訪れることを願っています。

四年間、本当にありがとう。

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