たとえ一人でも

本日の山梨県立大学少林寺拳法部の練習は、新部長の佐藤君一人だった。

彼は何度も「練習をしますので、お願いします」とLINEを送ってきてくれた。

私と二人きりの練習でも、とても楽しそうに取り組んでいる。きっと、自分の体が少しずつ変化していくことが面白くなってきたのだろう。何気ない会話の中からも、そのことがよく伝わってくる。

そして、彼の一番の良いところは、自分に与えられた役割を全うしようとする姿勢である。学校とのやり取りや新入生勧誘など、不器用ながらも一生懸命取り組んでいる。

この経験を通して、彼は何を学ぶのだろうか。私という、世間から見れば少し偏った中年男との会話を通して、何を感じ取ってくれるのだろうか。

私も、少しでもその問いに応えられる存在でありたいと思う。

「参加者が一人でもいれば、練習はやるからね。」

いつもそう伝えてきた言葉だが、今はその意味が以前よりも深く感じられる。

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