目に見えないもの

一日の最後にお湯に浸かること。

邪気を洗い流し、身体の巡りを良くするとも言われている。
確かに、温かい湯に身を委ねる時間は、一日の疲れを癒し、心と身体を整えてくれる。

朝の運動がセロトニンの分泌にも関係していることは、今では多くの書籍で紹介されている。

しかし、武道の歴史を振り返れば、先人たちは科学的な言葉を持たずとも、身体を動かすことが心に与える影響を、経験として感じ取っていたのではないだろうか。

川内倫子さんの写真展の図録を、何度も繰り返し眺めている。

時間があれば、何度でも読み返し、自分自身の身体の中に染み込ませていきたいと思う。

「この宇宙の中は、見えないエネルギーや物質で満たされていて、私たちが見ることのできる領域は、わずか4%です……」

写真を撮ること。

武道の修練を行うこと。

気功や瞑想を行うこと。

そして、自分自身の心の体験過程を味わうこと。

これらは一見すると別々のものに見えるが、私の中では、目に見えないものを感じ取るための営みとしてつながっている。

そんな生活を維持するためには、強い好奇心と意思を持ち続けることが必要なのだろう。

これは、お酒を飲まない静かな夜に考えたことである。

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