不安と上手につき合いながら

とうとうお酒を飲んでしまった。

禁酒を続けていたが、ストレスと疲れに負けた。

それでも、必要以上に自分を責めるつもりはない。このときの自分には、この選択しかできなかったのだと思うことにした。

振り返ると、このところ少し怒りっぽく、視野も狭くなり、心の余裕を失っていたように思う。

人生でできることには限りがある。

写真家は写真を表現するために膨大な時間を費やす。その陰では、きっと多くのものを犠牲にしているのだろう。すべてを手に入れることなど、誰にもできない。

社交不安症の認知行動療法を読んでいて、一つ印象に残った言葉があった。

「治療のゴールは、不安をゼロにすることではない。不安と上手につき合いながら、自分のやりたいことができるようになることである。」

この言葉に、とても励まされた。

社交不安症は決して珍しいものではない。性格の問題として片づけるのではなく、必要な支援につながることで、その後の人生は大きく変わることもある。

そう考えると、大学拳法部の学生たちの顔が浮かんでくる。

武道の修練とは、自分の内側へ向かう意識と、外の世界へ向かう意識とを自在に行き来する力を育てることでもある。そして、小さな努力を積み重ね、自分にもできるという実感を育てていく営みなのだと思う。

私も、不器用な自分を隠さずに生きていこう。

そのための土台づくりを、これからも怠らないようにしたい。

公認心理師試験まで、あと三か月を切った。

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