「イメージは世界共通。」

昨晩、高速バスで大阪へ向かった。目的は、あべのハルカス美術館で開催されている「庵野秀明展」を見るためである。東京展も大分展も行くことができなかったので、ようやく念願がかなった。

1960年生まれの庵野秀明が歩んできた時代は、私たちの世代にとっても実感を伴って理解できる時代だ。特撮やアニメ制作に注ぐ情熱は圧倒的で、「一つのことを突き詰める」とはこういうことなのだと教えられた。

ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダム、ゴジラ──。自分が育ってきた時代を振り返るには、とても良い機会だった。今年から来年にかけて公開される『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』も、ますます楽しみになった。

その足で、京都国際写真祭にも立ち寄った。時間も体力も限られていたため、インフォメーションセンターを含めて三か所を見るのが精一杯だったが、それでも足を運んだ価値は十分にあった。

京都市京セラ美術館で開催されていたアーヴィング・ペン展は圧巻だった。

「いい写真とは、何かしらの事実を伝え、心を揺さぶり、その写真を見る前の自分には戻れなくするものだ。」

会場入口に掲げられたこの言葉を、そのまま体験するような展示だった。技術的なことは詳しく分からないが、銀塩写真によるポートレートも静物写真も、どれも見る者を引き込む力に満ちていた。

もう一つ強く印象に残ったのが、ガーナ出身のプリンス・ジャスィの展示である。多くの写真家が「今回、ジャスィの作品を見ることができたのは貴重だった」と語っていたが、その意味がよく分かった。

ペンの言葉どおり、「見る前には戻れない」。そんな感覚を味わった。

彼はiPhoneで作品を撮影しているという。大きく引き伸ばされたプリントを間近で見ると、粗いドットがはっきりと分かる。それでも、良い写真とは、そんなことは問題ではないのだと気づかされた。

作品からは、社会の片隅で生きる人々の、しなやかさと力強さが真っ直ぐに伝わってきた。

ジャスィはアーティスト活動と並行して、ガーナ・アクラのジェームズタウンで暮らす恵まれない子どもたちを支援する団体「Boxed Kids(閉じ込められた状況にある子どもたち)」を設立しているという。

「イメージは世界共通。」

その言葉が強く心に残った。

最後に立ち寄ったインフォメーションセンターでは、歴史ある町家そのものにも大きな魅力を感じた。楽しみにしていた女性写真家10人による展示は時間の都合で断念したが、会場では作家たちのインタビュー映像が流れていた。

一人ひとりに、この作品を生み出さなければならなかった理由がある。その背景を知ることもまた、作品を見る楽しみなのだと思った。

鈴木真由美さんの「写真って、本当にいいですよ」という一言が印象に残っている。

写真は、言葉になる前の何かを表現してくれる。

本当は三日くらい時間をかけて京都の町を歩きながら、ゆっくり写真祭を巡ってみたい。来年はそうしよう。

北海道・東川町にも行ってみたいし、秋には屋久島も訪ねてみたい。

来年以降の楽しみが、また一つ増えた。

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