ジェンドリン哲学の「プロセスモデル」の章が面白い。
特に、YouTubeでも何度かお話を伺った村里忠之先生の解説が分かりやすいのだ。
村里先生は、50歳までは哲学の研究に携わり、その後、心理臨床の現場に入られたという。私にとっては、とても参考になるキャリアである。
本日の読書で心に残った一節がある。
「知が体的実践を伴う時に私たちが得るものは、体的実践抜きの知(単なる思弁)の場合より、はるかに自然に近く、存在に近い・・・」
なるほど、と思った。
今まで読んできた本や、武道を通して学んできたこと、さらには写真を撮り続ける中で感じてきたことまで、この一文の中に含まれているように思えた。
頭で理解するだけではなく、身体を通して確かめること。
知識として知るだけではなく、実際に生きてみること。
そうして初めて、その人自身の知恵になるのだろう。 ジェンドリン哲学は難しい。しかし、その難解な言葉の向こう側にあるものは、意外にも当たり前で素朴なことなのかもしれない。

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