母の誕生日

朝目覚めて最初に浮かんだのは、「今、自分は試されているのだ」という思いだった。久しぶりに頭の中の霞が晴れたような感覚がある。

昨日、母が87歳の誕生日を迎えた。その数字を聞いて、あらためて驚いた。最近は話をしていても、こちらの言葉がうまく伝わらなかったり、母の話の意図を汲み取れなかったりすることが増えた。いつの頃からだろうか。よろよろと歩く後ろ姿を見ていると、不安になることがある。

親はいつまでも親でいてくれるような気がしていた。しかし現実には、少しずつ老いていく。残された時間がどれほどあるのかは分からない。

改めて、これからの時間を大切にしたいと思う。

母の口癖は、関西人らしく「終わりよければすべて良し」である。その言葉のとおり、穏やかで良い時間を重ねていけたらと思う。

そして、それは母のためだけではない。やるべきことを決めて進もう。もう、迷っている時間はない。

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