見たまま、感じたままを写真にすることは、簡単そうでいて実に難しい。そこには、どうしても《私》という打算が入り込んでしまう。
「もう桜の写真など見飽きただろうか……」
そんなふうに、誰とも知らぬ想像上の誰かの評価まで気にしてしまう自分がいる。
本日4月2日は、国連が定めた『世界自閉症啓発デー』だという。自閉症の人たちの特性や行動の意味を理解し、温かく支援していこうと呼びかける日である。
定型発達者は、他者と共有できる客観的な世界を生きている。一方で、自閉症の人たちは、自分独自の感覚や興味に根ざした世界を生きているとも言われる。
もちろん、人は誰しも固有の感性と個性を持っている。その事実を、彼らは私たちに改めて気づかせてくれる存在なのかもしれない。
せめて趣味で写真を撮るときくらいは、「これでいい」ではなく、「これがいいのだ」と胸を張り、自分だけの世界に浸ってみたいと思う。

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