本日は久しぶりに障がい者雇用の採用面接を行った。
メンバー数名が退職したため、その補充採用である。
応募者は私と同年代の神経発達症の男性だった。
これまで一生懸命生きてこられたのだろう。世間的には立派と言われる資格も持っている。うまく活かせば十分に収入を得られたはずだ。
面接中の彼は不安そうな表情を浮かべていた。しかし、自身の障害や病気について話し始めると、途端に生き生きとした表情になる。
話を聴いているうちに、不思議な感覚に襲われた。
本当は、自分が向こう側の席に座っていても不思議ではなかったのではないか。
そんな思いがよぎったのである。
彼はこう話した。
「いつの頃からか、人と話しているとすれ違いが起きるようになった。そしてイライラしやすくなり、怒りっぽくなったんです」
彼は高齢のご両親と暮らしているという。
今でも炊事は年老いたお母さんが担っているそうだ。
面接を終えたあとも、その姿がしばらく頭から離れなかった。

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