渋谷のギャラリールデコで開催されたワークショップ2Bの写真展が無事に終了した。今年も実に楽しい時間だった。
今回出展した作品は、B0判の大型プリントである。
一本一本異なる姿で立つ108本のトウカエデを撮影し、それらを配列して一つの作品にまとめた。それぞれが独自のバランスを保ちながら生きる姿を、人間に重ね合わせて表現してみたかった。
依存症という症状は、外から見ればバランスを崩しているように見える。しかし当事者にとっては、内面の葛藤や苦しみと折り合いをつけるための行為でもある。そのことを考えながら制作した作品だった。
今回の展示は、自分にとって一つの折り返し点だったように思う。
嬉しかったのは、多くの方が足を運んでくださったことだ。
山梨県立大学少林寺拳法部の卒業生たちも連れ立って来てくれた。久しぶりの再会だったが、顔を合わせた瞬間に学生時代の空気がよみがえる。年月が経っても変わらないものがあるのだと感じた。
不思議なことに、彼らの前に立つと私は少し優しくなる。指導者として過ごした時間が、今も自分の中に息づいているのかもしれない。
インド旅行でご一緒した安藤さんも来てくださった。自分の世界をしっかり持ちながら、自然体で立っている姿は相変わらず魅力的だった。
心理学の学びでご一緒した阿部さんは、作品が生まれるまでの経緯を丁寧に聞いてくださった。作品そのものだけでなく、その背景に関心を寄せてもらえたことが嬉しかった。
さらに驚いたのは、山梨で活躍されている写真家の小島先生が足を運んでくださったことだ。東京での打ち合わせ前の貴重な時間を使い、わざわざ会場まで来てくださった。そのお気持ちが本当にありがたかった。
こうした出会いや再会を通じて、少しだけ自分自身が見えてきた気がする。
お金になるわけではない。しかし、心理学、武道、写真というそれぞれの活動を通じて、人間というものに関わっていきたい。そんな思いがおぼろげながら形になってきた。
照れずに、気張らずに、怠けずに。
落ち着いて、自分らしく歩いていこうと思う。

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