大学の練習日。
疲れているのだろうか。大学へ向かう道中、いろいろなことを考えてしまった。
もう15年か。長いこと続けてきたものだと思う。基本はボランティア。好きな武道を広めたいという思いだけでここまでやってきたが、果たして何が残ったのだろうか。そんなことを考え、少しばかり後悔めいた気持ちにもなった。
そんな思いを抱えながら教室に入ると、学生たちの話が盛り上がっていた。
話題は中部学連のことだった。協力的でない他校の学生と話していても張り合いがないと言いながら、どうすれば良いのか真剣に悩んでいる。文句を言いながらも、どうすれば上手くいくのかを模索しているのだ。
つまり、いい奴らなのである。
その姿を見ているうちに、後悔を巡らせていた自分はどこかへ消えていた。
結果がどうこうではない。この場にいること、そのものに意味があるのだと思えた。正直な気持ちである。
4月には新入部員が入るだろうか。入っても入らなくても構わない。まずは今いる学生たちにとって、このクラブが有意義な場所であってほしいと思う。
そのために、自分ももう少し頑張ろう。
15年経って、ようやく少しは指導者らしくなってきたのかもしれない。自分なりの指導の形も見え始めてきた。
何をやっても私は成長が極端に遅い。それでも、それで良いのだと思う。

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