自分なりの答えに近づく過程

本日、山梨県立大学少林寺拳法部では昇級試験を実施した。

一人の受験者のために、スウェーデンから帰国したばかりのTさんが、多忙な中にもかかわらず試験官を務めてくださった。

受験した彼女は、年頃らしい悩みや不満を抱えているようで、少し心配していた。しかし本日は高い評価をいただき、無事に合格することができた。

口数は少なく、不器用なところもあるが、その健気さはとても尊いものに感じる。そして何より、この少林寺拳法部という場を誰よりも大切にしてくれている。

試験後、しばらく話をする機会があった。

焦る必要はない。人生は長い。そして偶然の積み重ねの中で、一人ひとりの人生は形づくられていく。

大切なのは、巡ってくる機会を受け取るための好奇心と、他者や世界に対して心を開いておくことなのだと思う。

本当は、このことを部員たち全員に伝えたい。しかし、その言葉が届くには、もう少し時間が必要なのだろう。

今は答えを教えることよりも、それぞれが経験を重ねながら、自分なりの答えに近づいていく過程を見守りたいと思う。

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