山梨県立大学少林寺拳法部の送別会

今年も山梨県立大学少林寺拳法部の送別会が行われた。

卒業するのは2名の女子部員。不慣れで不器用な後輩たちが準備した宴は、華やかさこそないものの、何とも言えない温かな空気に包まれていた。

入部した頃の彼女たちは、先輩たちに連れられ合宿や遠征を楽しみ、思う存分学生生活を満喫していた。しかし2年生の途中から、新型コロナウイルス感染症の流行が始まる。

大学の方針により対面練習ができなくなるなか、彼女たちはZOOMを活用したオンライン練習を立ち上げた。部員募集にはSNSを活用し、部の紹介動画も制作するなど、先輩たちから受け継いだ部を存続させるために様々な工夫を重ねていった。

その努力が実を結び、オンライン練習には県外の学生も参加するようになった。コロナ禍にあっても活動は活気を失わず、山梨県立大学少林寺拳法部が創部10周年表彰を受けたのも、ちょうどこの頃だった。

親子ほど歳の離れた彼女たちとの時間は、私にとってもかけがえのないものだった。アドラー心理学と少林寺拳法の思想の共通点について語り合い、東洋の身体文化と心理学のつながりについて議論した。社会福祉とアートの役割を話し合うこともあれば、流行のコミックスを回し読みしながら熱く意見を交わすこともあった。

振り返れば、本当に濃密で楽しい時間だったと思う。

「監督、次の練習はどうするんですか?」

もうあの声を聞く機会が少なくなると思うと寂しい。しかし、人は前に進み続けなければ成長できない。

4年間、本当にありがとう。

山梨県立大学少林寺拳法部を支え、守り続けてくれたことに心から感謝しています。

社会人になっても、自分らしく歩み続けてください。

皆さんの前途に幸運が訪れることを願いながら、いつかまた再会できる日を楽しみにしています。

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