障がい者雇用に関わって、もう3年目になる。当初は毎日のようにトラブルが発生していたが、近ごろはようやく落ち着いてきた。
現場のサポートを任せているSさんから、喜んでいいのか、よく分からない賛辞をいただいた。
「深澤さんが来る前には必ず問題が起こります。そして、来ると問題が解決しますので、とても助かっています」
ありがたい言葉ではあるが、正直なところ疲れる。
繊細なHさんが、おすすめしてた『ブルーピリオド』を読んだそうだ。村上春樹が好きだと言っていたので、おそらくハマるのではないかと思い勧めてみたのだが、「少し僕には重すぎます」と返事をいただいた。
自分の好きなものを人に勧めるときは、気を付けなければならない。少し反省である。
管理者のSさんの一言も、とても印象に残った。
「Yさんは障がいがあると分かっていても、彼女の言動に動揺してしまう自分がいる。正直、彼女がいない日は、ほっとしている」
本音なのだと思う。
私が見ている限りでは、診断されている軽度の知的障害そのものというよりも、対人関係の特徴の方が職場の人間関係に大きな影響を与えているように感じられる。その関わり方によって周囲が疲弊し、対応する職員も少しずつ消耗してしまう。 こうしたケースを、どのように支えていけばよいのだろうか。簡単な答えは見つからない。

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