それぞれの大会

みなさんこんにちは。南アルプスの深澤です。

今週末の7月11日(土)は、少林寺拳法山梨県大会(全国大会出場選考会)が開催されます。私が携わる山梨県立大学少林寺拳法部の部員たちも、大会に向けて日々練習に励んでいます。

武道は、人間の成熟を目指す生涯を通した修行だと私は学びました。本当に競うべき相手がいるとすれば、それは昨日までの自分なのでしょう。大会は、同じ志を持つ者同士が互いに学び合い、高め合う「試し合い」の場なのです。

しかし、勝敗がつく以上、年齢や経験に関係なく、誰もが心を揺さぶられます。

先日、トップアスリートのメンタルトレーナーとして活躍されてきた九州大学大学院人間環境学研究院・内田若希准教授の著書『意味ある敗北とは何か――アドラー心理学で読み解くトップアスリートの言葉』を読みました。そこには、勝利至上主義に陥りがちな競技者の心理だけでなく、競技を通して自分自身の心や人生と向き合い、豊かに生きるための多くの示唆が綴られていました。

勝敗だけに一喜一憂するのではなく、自らが歩んだ過程を大切にし、その体験に自分自身の言葉で意味を見いだしていく。そのような創造的な営みこそ、一人ひとりの成長につながるのではないかと思います。

大会を終えた学生たちが、それぞれの体験をどのような言葉で語ってくれるのか。今からとても楽しみにしています。

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