大会に向けて

みなさん、こんにちは。南アルプスの深澤です。

コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていた少林寺拳法山梨県大会ですが、今年ようやく再開されます。大会まで二週間を切り、山梨県立大学少林寺拳法部の面々も練習に熱が入ってきました。

身体を動かす心地よさや、自分自身が少しずつ変化していく過程が面白いのでしょう。学生たちは主体的に稽古へ取り組み、それぞれが自分なりの課題と向き合っています。

就職活動でしばらく部活動を離れていた四年生も合流してきました。社会に触れる中で多くのことを経験したのでしょう。以前よりも少し大人びた表情が印象的です。

コロナ禍で思うように対面での練習ができなかった今の四年生たちですが、「先輩から受け継いだ部を、自分たちの代で途絶えさせてはいけない」という思いを胸に、試行錯誤を重ねながら活動を続けてくれました。その経験は就職活動でも高く評価され、多くの面接官に好意的に受け止められたそうです。

近年は、経済的な価値だけでは測れない、多様な生き方や豊かさに目を向ける人が増えてきました。そして、自分が感じたことや大切にしていることを、自分自身の言葉で表現することの価値も、改めて見直されているように感じます。

相対で行う武道の修練は、身体だけでなく、意識の可動域にもさまざまな変化をもたらします。その変化を好奇心をもって探究していく中で、人は自分自身の言葉と出会っていくのではないでしょうか。

令和の時代になっても武道という文化が絶えることなく受け継がれている理由の一つは、まさにそこにあるように思います。学生たちの姿を見ていると、そのことを改めて実感させられます。

いまだコロナウイルス感染症への不安は残っていますが、この夏は何とか無事に大会が開催され、彼らが思い切りその舞台を楽しめることを心から願っています。

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